アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 咬筋小胞体の定常状態Calcium LoadにおけるCalcium Permeabilityの性格
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 高田晴彦
Authors(kana) : たかだはるひこ
Organization : 神奈川歯科大学歯科薬理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 144-145
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 これまで, 咬筋小胞体(SR)の定常状態Ca2+ uptakeがSRのCa2+透過性にさほど影響を受けず, むしろCa2+チャンネルを介したCa2+放出に大きく依存していると考えられてきたが, 直接これを証明した報告はない. しかしSRのcalmodulin依存性反応段階を抑制した場合, Ca2+チャンネルを介するCa2+放出が増大し, その結果, 定常状態Ca2+ uptakeが低下することが明らかになった. したがって, 本研究では, 定常状態Ca2+ uptakeを低下させるためにcalmodulin阻害薬とfree oxygen radical発生システムを用い, そしてまた, 生理化学的手法による実験条件の設定を駆使することにより, 咬筋SRのCa2+透過性の特性を明確にすることを試みた. この研究から得られた結果は, 以下のように要約できる. 1. Ca2+透過性の一次反応常数(K/v)から得られる正味のCa2+流分量(JP)は, 咬筋SR内Ca量と正の直線関係にあった.
Practice : 歯科学
Keywords :