アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Actinobacillus actinomycetecomitans細胞壁ペプチドグリカンの化学構造と免疫調節活性
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 木下藤朗
Authors(kana) : きのしたふじろう
Organization : 神奈川歯科大学口腔細菌学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 151-152
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周病の病因に関して, 病型別にそれぞれ異なる特異的な細菌あるいは細菌群の関与が示唆されており, 若年性歯周炎の病原菌としてはActinobacillus actinomycetemcomitansが有力視されている. 一方, 歯周病における組織破壊については生体の免疫応答に基づく組織障害である可能性が指摘されている. 従って, 局所における免疫応答を刺激するA. actinomycetemcomitans由来の因子を検索することは, 若年性歯周炎の病因を考える上で極めて重要であると考えられる. 本研究では, A. actinomycetemcomitansの細胞表層成分から細壁壁ペプチドグリカンを分離し, その化学構造を明らかにするとともに, 免疫調節活性について検討した. 実験は, A. actinomycetemcomitans Y 4株及びATCC 29522株を用いて行い, 4%SDSによる煮沸処理, 次いでプロナーゼ, トリプシンおよびαアミラーゼ処理を行って細胞壁ペプチドクリカンを分離した.
Practice : 歯科学
Keywords :