アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Streptococcus mutansの産生する菌体外酵素による口腔レンサ球菌の溶解に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 野崎善弘
Authors(kana) : のざきよしひろ
Organization : 東日本学園大学歯学部口腔細菌学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 157-159
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 一般に口腔内の各部位によって, その微生物叢に特徴があるが, レンサ球菌はいずれの部位においても優位を示す菌種である. 一方健全な歯面の歯垢ではStreptococcus(以下S.) sanguisが優位であるが, う蝕の発生に伴ってこの菌種は減少し, 代ってS. mutansが優勢になってくる. この事実はう蝕の発生に伴って歯垢中のレンサ球菌種に変動が生じたことを意味している. このような変動に関わる要因としては, S. mutansが産生するbacteriocinまたはbacteriocin様物質が知られている. また歯垢の酸化還元電位の低下や酸性pHに対する耐性の違いも両レンサ球菌種の増殖に関係することが報告されている. そこで, 本研究室において歯垢中でこのような両レンサ球菌種の変動に関わる要因の1つを探る目的で, 歯垢中のS. S.sanguisを溶解する菌の検索を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :