アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 人工歯の材質差が総義歯の動態に及ぼす影響について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 黒川元次郎
Authors(kana) : くろかわもとじろう
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 159-160
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 咀嚼時の総義歯の動態を把握することは, 義歯の構造的に危弱な部位を見つけだし, その部位を補強したり, さらには設計自体を見直し義歯の維持安定をより良好にするうえで重要な事項の1つである. これらの目的のために従来からX線映画法, X線規格写真法, 歪み計, 振動計あるいは, MKG法等が行われていたが, これらの方法は実験結果が定性的であったり種々な要因から義歯自体の動きが非常に判断しにくいものであった. そこで著者は, 松尾ら, 白沢が歯科界に導入し, その後の当教室の実験から有用性の証明されているモーダル解析法を用いてこれを解明することとした. 実験は, 総義歯に配列する人工歯を陶歯, レジン歯, 硬質レジン歯の3種類とし, 人工歯の材質差が総義歯の動態に及ぼす影響を得られた動態と変位量から検索し, 義歯設計の一助とすることを目的として実験を行い以下の結果を得た. 1. 各試料の固有振動数は, 4~7モード検出された.
Practice : 歯科学
Keywords :