アブストラクト(25巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 培養骨芽細胞のTransforming growth factor β (TGF-β)とオステオポンチンの合成に及ぼす間歇的圧縮力の影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 山内雅人
Authors(kana) : やまうちまさと
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科矯正学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 3
Page : 379-380
Year/Month : 1990 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周組織は, 矯正力のような機械的外力に対して骨の吸収と形成のバランスによってその機能的構造を保持するように組織改造を行うことが知られており, その改造現象は, 骨吸収と骨形成に携わる細胞群の生理活性物質やサイトカイン, および細胞外の基質蛋白質を介する細胞連鎖機構によって調節されていると考えられている. このことは機械的外力に対する歯周組織の改造現象を理解するためには, まず細胞連鎖機構に携わる骨系細胞の機能的応答性を理解する必要があることを意味している. そこで本研究では, 機械的外力の標的細胞として, 骨芽細胞を選択し, その機能的応答性として, カップリング因子として注目されるTGF-βと細胞外の基質蛋白質であるオステオポンチンの合成に対する間歇的圧縮力の影響を検討した. 1) ROS17/2.8細胞の培養上清のTGF-β活性に及ぼす間歇的圧縮力の影響は, 軟寒天培地中のNRK49Fに対するコロニー形成能とHep 3Bに対する特異的増殖抑制能を指標とする方法によって調べた.
Practice : 歯科学
Keywords :