アブストラクト(25巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 骨芽細胞におけるパルス電磁場の影響 -細胞内カルシウム〔Ca2+〕iの変化について-
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 佐竹司
Authors(kana) : さたけつかさ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔生化学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 3
Page : 381-382
Year/Month : 1990 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 PEMFを含むメカノストレスの生体への作用機序は現在の所不明な点が多いが, 臨床に応用され特に骨組織に対して良好な成績が数多く報告されている. 今回, 本実験により骨代謝に及ぼす電磁場効果の生化学的機序の一端を明らかにする為にin vitroにてOB-like cellsにPEMFを作用させてカルシウムを中心とした細胞レベルの情報伝達系に及ぼす効果を検討した. PEMFの骨芽細胞に対する作用のうち, はじめにDNA合成能の影響について検索した. OB-like cellにおいてPEMFを24時間作用する事によりDNA合成の指標である3H-TdRのとり込み能がcontrol群と比べて上昇した. Cキナーゼを活性させ強力なマイトジェンとして作用するTPAでもDNA合成は同様に上昇した. 次に細胞内カルシウムに関して検索した. OB-like cellsの〔Ca2+〕i basal levelは124±7.5nMであり, 本実験でPEMFを作用させた時OB-like cellsのbasal levelは8時間目でほぼ最大値に達し約1.8倍まで上昇し以後安定した.
Practice : 歯科学
Keywords :