アブストラクト(25巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜培養細胞における重金属の影響に関する研究 -特にPbおよびCdについて-
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 葉山淑人
Authors(kana) : はやまよしと
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科小児歯科学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 3
Page : 382-384
Year/Month : 1990 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 一般に形態的および機能的に成長発育する小児にとって, 生活環境の変化は, 強く影響すると考えられる, この中で近年重金属も重要な因子として挙げられている. しかし成長発育を扱う小児歯科領域, 特に歯胚の形成においてその影響はいまだ不明な点が多い. そこで本論文では重金属が, 歯胚の増殖および分化に対してどのように影響するかを, osteoblasticな性質を示すヒト永久歯歯根膜線維芽様細胞(HPLF)およびヒト乳歯歯根膜線維芽様細胞(HPLF-Y)を用いて, in vitroの系で検討を行った. 実験は咬合誘導上の理由から抜去された永久歯および乳歯から歯根膜組織を採取し, Saitoらの方法に従って初代培養を行い, confluent後継代を繰り返した. 実験には5~8代の継代細胞を用い, Pb量として0~200μMのグルタミン酸鉛およびCd量として0~10μMの硫酸カドミウムを添加し, 11日間培養を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :