アブストラクト(26巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 感染根管から分離したVeillonella Parvulaの免疫生物活性
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 長島善久
Authors(kana) : ながしまよしひさ
Organization : 神奈川歯科大学歯科保存学教室第III講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 26
Number : 1
Page : 77-78
Year/Month : 1991 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 根尖病変から高頻度に分離されたV.parvulaの病因的意義を明らかにする目的で菌体成分の免疫生物活性を測定することにより, 根尖病変発症への関連性について検討した. 各種免疫生物活性の測定は, 1) ヒト末梢血単球に対する遊走刺激作用, 2) インターロイキン1(IL-1)産生誘導能の測定, 3) マイトゲン活性の測定, 4) 多クローン性B細胞活性化作用について行い, 以下の結論を得た. 1. V.Parvulaのヒト末梢血単球に対する遊走刺激作用は, 菌体成分中のLPSおよびタンパクに強い作用が認められた. 2. C3H/HeNマウスマクロファージに対するV.Parvula菌体成分のIL-1産生誘導能は, S.typhimurium LPSより強い作用が認められた. 3. BALB/c, BALB/c nu/nu, C3H/HeNおよびC3H/HeJマウス脾細胞に対するマイトゲン作用の結果から, V.Parvulaの脾細胞に対する強いマイトゲン作用は, 菌体成分中のLPSおよびタンパクの両成分に依存するが, 主としてLPSに強く依存していた.
Practice : 歯科学
Keywords :