アブストラクト(26巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Capnocytophaga species細胞壁ペプチドグリカンの化学構造と免疫生物活性
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 花形哲夫
Authors(kana) : はながたてつお
Organization : 神奈川歯科大学口腔細菌学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 26
Number : 1
Page : 85-86
Year/Month : 1991 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 近年, 若年性歯周炎の病原菌としてCapnocytophaga属細菌が注目されているが直接的な病原因子については明らかにされていない. 歯周病における組織破壊については, 細菌の刺激に対する宿主の免疫応答に基づく組織障害である可能性が示唆されており, Capnocytophaga属細菌の局所における免疫学的作用について検索することは若年性歯周炎の原因を考える上で極めて重要であると考えられる. 本研究では, Capnocytophaga species菌体成分のうち, 細胞表層成分である細胞壁ペプチドグリカンについて, 化学構造と免疫生物活性について検討した. 細胞壁ペプチドグリカンの調製は, Capnocytophaga species SE2-2株から, 4%SDSによる煮沸処理およびプロテアーゼとアミラーゼ処理により行った. Capnocytophaga sp.ペプチドグリカンの構成アミノ酸は, グルコサミン, ムラミン酸, グルタミン酸, ジアミノピメリン酸およびアラニンで, その比率は, 0.64:0.63:1.0:1.25:2.33であった.
Practice : 歯科学
Keywords :