アブストラクト(26巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜線維芽細胞(HPLF)におけるphosphotyrosine phosphatase活性について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 石渡庸介
Authors(kana) : いしわたようすけ
Organization : 神奈川歯科大学歯科保存学教室第二講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 26
Number : 1
Page : 90-92
Year/Month : 1991 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周疾患の治癒過程において歯根膜の再生および再付着は重要な研究課題となっている. 細胞レベルでの再生はまず細胞の増殖調節機構を知ることが重要である. 一方, 斎藤らにより, ヒト歯根膜由来線維芽細胞(HPLF)の培養系が確立され, HPLFの特徴として高いアルカリフォスファターゼ(ALPase)を示し, しかもこのALPaseは骨型と一致することから, HPLFをosteoblastic fibroblastと提唱した. そこで, 本研究において, 細胞の増殖調節を担っているphosphotyrosine(PT)を含むリンタンパク質の動態を知るために, このリンタンパク質の脱リン酸を行うphosphatase(PTPase)の特徴とこの酵素がどの様に細胞接着因子と関わっているのかを検索するものである. すなわち, HPLFは斎藤らの方法を用いて得られた初代培養細胞を継代し, 5-8 passagesの細胞を本実験に用いた.
Practice : 歯科学
Keywords :