アブストラクト(26巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 流行性耳下腺炎
Subtitle : 紹介および展望
Authors : 木村友七1),2), 内村登3), 檜垣旺夫3)
Authors(kana) :
Organization : 1)神奈川歯科大学臨床病理学教室, 2)神奈川歯科大学臨床検査科, 3)神奈川歯科大学小児歯科学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 26
Number : 2
Page : 212-213
Year/Month : 1991 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : ムンプスウイルス(おたふくかぜウイルス)は, パラミクソウイルス群に属するウイルスである. 流行性耳下腺炎(ムンプス)の原因ウイルスで臨床症状は発熱, 耳下腺腫脹, 嘔吐などである. 潜伏期間は2-3週間であり, 成人が感染すると男性では睾丸炎を併発する. 予防にはワクチンがある. 「1. 紹介文献」 感染症サーベイランス情報: 流行性耳下腺炎(ムンプス, おたふくかぜ). 鳥取県衛生研究所 石田茂 流行性耳下腺炎はムンプスウイルスに起因する疾患である. 最近では耳下腺だけではなく顎下腺・舌下腺, 膵臓, 睾丸, 卵巣, 乳腺, 涙腺などの臓器や脳・髄膜などの中枢神経系にも合併症を起こしやすいところから, 全身感染症としてとらえられている. 本症は厚生省サーベイランス事業の対象疾患に取り上げられ, 週単位で患者情報が得られる. 麻疹や水痘などとともに臨床的に容易に診断がつき, 原因ウイルスも1つであるところから検査対象疾患となっていない検査情報の少ない疾患の1つである.
Practice : 歯科学
Keywords : ムンプスウイルス, 流行性耳下腺炎, アミラーゼ