アブストラクト(26巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯周病関連細菌の免疫生物活性に関する研究 - Bacteroides gingivalisおよびActinomyces viscosus菌体可溶性成分の活性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 松原潔
Authors(kana) : まつばらきよし
Organization : 神奈川歯科大学
Journal : 神奈川歯学
Volume : 26
Number : 3
Page : 330-331
Year/Month : 1991 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 歯周炎の発症と進展に局所の免疫病理学的メカニズムの関与が示唆されており, 局所の免疫応答を惹起する可能性をもつ細菌としてはヒトの歯周ポケット内細菌叢の生態学的研究から成人性歯周炎関連細菌としてBacteroides gingivalisまた歯肉炎関連細菌としてActinomyces viscosusが注目されている. 本研究ではこれら2菌種のimmunological potentialityを明らかにする目的で菌体可溶性成分(SE)のリンパ球に対する影響をマイトゲン作用及び多クローン性細胞活性化作用を測定することにより, またマクロファージに対する作用をプロスタグランディンE2(PGE2)及びインターロイキン1(IL-1)産生誘導能を測定することにより検討した. また歯周組織細胞に対する作用を直接的刺激あるいはSEで刺激したマクロファージ上清(MCM)の添加に伴う歯肉線維芽細胞(Gin 1)及び歯根膜線維芽細胞(HPLF)からのPGE2あるいはコラゲナーゼ産生を測定することにより検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :