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アブストラクト(26巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 歯肉溝滲出液のProtein Mapping - ミクロ多検体2次元電気泳動法の臨床への応用 - |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 斎藤隆嗣 |
Authors(kana) : | さいとうりゆうじ |
Organization : | 神奈川歯科大学 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 26 |
Number : | 3 |
Page : | 334-335 |
Year/Month : | 1991 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 歯肉溝滲出液中のタンパク質の分析は歯周組織の病態変化を客観的に捉えるための手段として臨床的上極めて価値あることと思われる. これまでの研究で, 滲出液中の内容成分には血漿由来のタンパク質や歯周病変に由来する多種多様な代謝産物等が混在することが明らかになってきた. しかしながら, 歯肉溝滲出液は極めて微量な試料であるため, その内容成分を精査するには高感度な分析方法が必要である. この様な観点から, 近年, 真鍋らが開発した2次元電気泳動法は試料量が1~2μlと微量で良いこと, またタンパク質変性剤を用いることなく試料の生理活性を保持したままで泳動することを基本とするため, 歯肉溝滲出液のように多種の物質を含む試料の分析には適した方法であると思われる. また, 本測定法は分子量として1×104~100×104の範囲にある水溶性タンパク質試料の泳動が可能であることも, 血漿タンパク質を主な組成とする滲出液の分析には極めて応用価値があるものと思われた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |