アブストラクト(27巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Behcet's病
Subtitle : 紹介および展望
Authors : 木村友七
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学臨床病理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 1
Page : 133-134
Year/Month : 1992 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 若い頃, ベーチェット難病の研究員だったことを想い出しながらのBehget's symdsome(disease)の紹介である. Behcetトルコ(イスタンブール)の皮膚科医(1889-1948年)により1937年に報告された病変で, 皮膚・粘膜の滲出性紅斑様発疹, 外陰部のびらん・潰瘍, 角膜炎・網膜症状, 口唇・口内炎を併発し, 時にはリウマチ様疼痛を訴え, ウイルス性感染が疑われ, 皮膚・粘膜のびらん性外胚性皮膚・粘膜疾患群と記憶している. 文献の紹介は, 板根ら・文献の「Behcet病は軽症化しているか」からである. Behcet病(B病)は, 全身の諸臓器に多種多彩な症状をあらわす急性炎症性疾患で, 増悪と寛解を繰り返しながら遷延経過をたどる難病である. B病に限らず疾病は一般に, 社会的要因, 経済的要因, 精神的要因, ほかの病気との相互関係, 医療事情などの要因によって病変が変貌する.
Practice : 歯科学
Keywords : 皮膚・粘膜疾患, 口腔粘膜潰瘍