アブストラクト(27巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : The Newly-Developed Experimental System for Macro-Autoradiography in Ras: Determination of the Distribution of 14C-Labelled Compounds Dental Pulp of Erupted Teeth
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 徳富亘
Authors(kana) : とくとみわたる
Organization : 神奈川歯科大学
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 1
Page : 158-159
Year/Month : 1992 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」全身オートラジオグラフィは, 薬物の代謝・分布を研究するうえで形態-機能との関連を考察するための情報を客観的に与えうる実験技術である. しかしこれまで, この技術を応用して萌出歯の歯髄および石灰化組織の薬物分布を知ることは, 極めて困難であった. その理由は, 全身凍結標本から厚さ10~20μmの切片を作成する場合, 従来の方法では非脱灰萌出完了歯を完璧に切断することができないだけに止まらず, その周辺組織の破砕によるアーチファクトがともなうためである. 本研究では, この点を解決するための実験技術を新しく開発し, そのシステムを用いて成熟ラット萌出完了歯の14C標識化合物分布を検討した. 1. 切片作製方法の改良: 凍結動物のcarboxymethyl cellulose(CMC)ペーストによる包埋法, CMCブロックの作製法ならびにラット非脱灰切片作製時のD-ナイフ使用法とくにナイフ角度に関する詳細な検討を行ったところ, 本研究により開発された技法は, オートラジオグラフィ検索用として, 十分対応し得るものと判定された.
Practice : 歯科学
Keywords :