アブストラクト(27巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 実験的歯周炎モデルによるテトラサイクリン固定化コラーゲンフィルムの有効性に関する検討
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 西村俊彦
Authors(kana) : にしむらとしひこ
Organization : 神奈川歯科大学
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 1
Page : 168-169
Year/Month : 1992 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」辺縁性歯周炎は主としてプラーク細菌により惹起される炎症性疾患であり, 縁病の進行には, 歯肉縁下プラーク細菌が重要な役割を果たしている. 従って, 歯肉縁下プエーク中の細菌を化学的に抑制することによって, 歯周疾患の進行を阻止することは論理的であると考えられる. 近年, 薬剤徐放能を有する担体を用いた歯周ポケット内への薬剤投与法が, 投与量や投与期間に制限のある経口投与法や, ポケット内における薬剤濃度の長期間な維持が困難な従来の局所投与法の欠点を克服した新しい薬物療法として注目されている. 三辺らは, 臨床操作性および薬剤徐放能に優れた担体である, アテロコラーゲンを用いて, これに歯周病関連性細菌に対して有効なテトラサイクリンを固定化した材料(TCフィルム)を開発し, その薬剤徐放性およびポケット内細菌の抑制と臨床症状の改善効果を明らかにしている.
Practice : 歯科学
Keywords :