アブストラクト(27巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 口腔疾患と薬剤(そのI)
Subtitle : 紹介および展望
Authors : 木村友七
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学臨床病理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 3
Page : 394-395
Year/Month : 1992 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : ぼろぼろになった雑誌からの, 歯科用医薬品に関する解説, からの紹介である. 歯科領域での薬剤応用は, 一般医科ではみられない特殊性がある. 1) 硬組織と軟組織の両方に, 留意しなければならないこと. 2) ほとんど再生能力のない硬組織を対象に, 処置しなければならないこと. 3) 局所麻酔剤や失活剤を使用する, 除痛法がしばしば用いられること. 4) 歯牙の硬組織を介して, 薬物を深達させること. 5) 狭い髄腔・根管を経由して, 薬物療法を行うこと. 6) 刺激性の強い劇薬を繁用すること. 7) 同一箇所に歯科材料と薬剤を同時に, 併用することがあるなどである. したがって, いわゆる薬理学の知識のみでは, 結果的に正しい薬剤応用をしたことにならないこともある点を注意しなければならないのである. 1. 全身疾患を有する歯科患者の薬物療法 厚生省統計情報部では, 糖尿病, 高血圧などの慢性疾患の増加から, 今後急に傷病件数が減ることは考えにくいと予想している.
Practice : 歯科学
Keywords : 口腔疾患, 薬剤