アブストラクト(27巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 仙髄副交感ニューロンに対する三叉神経刺激の影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 高木久明
Authors(kana) : たかぎひさあき
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 3
Page : 398-399
Year/Month : 1992 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」三叉神経に加えられた侵襲は他の体性神経に加えられた侵襲に比し, 特にReilly現象(自律神経過剰刺激症候群)を起こしやすいことが知られている. Reilly現象は本来, 自律神経の中枢又は末梢に与えられた過剰刺激により引き起こされる全身諸臓器の血管運動性の擾乱あるいは平滑筋の緊張, 運動異常による器質的病変を主病態とする非特異的な症候群であるが, 三叉神経への過剰刺激は自律神経への過剰刺激と同様のReilly現象を引き起こす. 三叉神経に対する侵襲が, 何故Reilly現象を起こすかは三叉神経-自律神経反射の重要性があげられているが, 詳細な機序は未知である. 本研究では下腹部すなわち骨盤神経領域に対し, 三叉神経刺激がどのような影響を与えているかを調べる目的で, ラットを無麻酔, 無拘束下で前歯4本を抜歯し, 抜歯窩にcroton油を注入した. 手術後6~8時間後に大腸及び膀胱を摘出し, 形態学的に観察した.
Practice : 歯科学
Keywords :