アブストラクト(27巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 象牙質中のプロテオグリカン分解酵素に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 向井義晴
Authors(kana) : むかいよしはる
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 27
Number : 3
Page : 414-415
Year/Month : 1992 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」修復治療の対象となる象牙質は一定不変の組織ではなく, 内部石灰化などの持続的な石灰化が生じている組織である. 従って, 修復法の開発や改良のために象牙質の成熟や石灰化に関与する象牙質成分について詳細に研究することは重要である. 硬組織の石灰化に関与する物質のうちプロテオグリカンは石灰化の阻害物質として働き, 石灰化が起こる際に分解や除去が行われると考えられている. 著者はすでにヒト乳歯象牙質の軟骨プロテオグリカンを分解する分子量約59,000のプロテアーゼ(59Kp-ase)について報告した. 本研究ではウシ象牙質から59Kp-aseを抽出し, 象牙質のプロテオグリカンに対する蛋白分解活性を検索すると共に, その酵素学的特性についてヒト乳歯象牙質59Kp-aseとの比較検討を行った. ウシ象牙質よりPBSで抽出されたプロテアーゼのゼラチン分解活性はゼラチンエンザイモグラフィーより分析した.
Practice : 歯科学
Keywords :