アブストラクト(28巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Selective Impairment of Endothelium - Dependent Relaxation by Sevoflurane : Oxygen Free Radicals Participation
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 吉田和市
Authors(kana) : よしだかずいち
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 1
Page : 102-104
Year/Month : 1993 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」セボフルレンは導入覚醒が迅速であり臨床的に最も期待されている吸入全身麻酔薬の一つである. Furchgottらによって1980年に血管内皮細胞由来弛緩因子(EDRF)が発見されて以来, 血管内皮細胞が血管緊張の調整に重要な役割を果していることが明らかになってきた. それにもかかわらず, 吸入麻酔薬の血管内皮細胞機能に対する作用を論じた文献はほとんど無くセボフルレンに関しては皆無である. 本研究ではイヌ腸間膜動脈においてセボフルレンがEDRFを介した内皮細胞依存性の弛緩を抑制することを示し, さらにその作用機序にEDRFの不活性化が関与している可能性をフリーラジカルとの関連において究明しようとするものである. (方法)雑種成犬より上腸間膜動脈を摘出しリング標本を作成した. これらを95% O2, 5% CO2で飽和したkrebs-Ringer液中に懸垂し等尺性張力の変化を記録した. Norepinephrineで前収縮させた血管に各種弛緩物質を投与し用量反応曲線を決定した.
Practice : 歯科学
Keywords :