アブストラクト(28巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 咬合性外傷時における歯周組織の変化について - 血管鋳型法による歯根膜血管網修復過程の観察 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 河野力
Authors(kana) : こうのつとむ
Organization : 神奈川歯科大学
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 2
Page : 223-224
Year/Month : 1993 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」健康な歯周組織を持つイヌ下顎前臼歯部に, 異常な咬合圧を加え, 咬合性外傷を起こさせた. 一定期間経過後(前準備期間), 異常な咬合圧を除去した. 7日後, 30日後, 60日後に実験を行い, 歯根膜血管網の再生状態を経時的に, 光顕切片および血管鋳型法を用いて観察した. 1) 前準備期間7日群(A群): 咬合性外傷により, 歯根膜中央部に広範囲な血管鋳型消失部がみられた. 前準備期間180日群(B群): 血管鋳型消失部の血管網は回復していた. しかし歯槽骨の吸収により, 歯根膜の肥厚が起こり, 本来二層構造を示す血管網は多層化していた. 2) 実験期間7日後 A群: 血管鋳型消失部に残存する血管は拡張し, そこから小枝が新生していた.
Practice : 歯科学
Keywords :