アブストラクト(28巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 非接触型動的応力解析システムによる咬合圧伝達系の応力分布の検討
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 神永美穂子
Authors(kana) : かみながみほこ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 3
Page : 375-376
Year/Month : 1993 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」咀嚼や咬合によって生ずる衝撃力は歯から歯周組織に伝達され, 最終的にはその基盤である顎骨へ伝達吸収されていくと考えられている. この咬合圧伝達機構は, 生体の解剖学的および組織学的構造や精巧な生理学的要因などが複雑に絡み合い, 一元的な解明は非常に困難で, 一つ一つの要因の検討から総括的な解明を試みる手法が取られている. 著者は, この種々の要因中, 力学的挙動の解析に着手し, 咬合圧伝達系の主体である頭蓋骨の応力解析を試みてきた. 頭蓋骨の応力解析は構造の複雑性から代替え実験やシミュレート解析が主であったが, 著者は非接触型動的応力解析システムを導入して可能性を追求してきた. その結果, 頭蓋骨自体の応力解析が可能となり, 咬合圧伝達系の解明をこれまでの当教室一連の振動学的研究とリンクさせて応力解析の面から検討することが可能となった.
Practice : 歯科学
Keywords :