アブストラクト(28巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 下顎symphysisの成長発育に関する形態学的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 米山敏之
Authors(kana) : よねやまとしゆき
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 3
Page : 382-383
Year/Month : 1993 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」Symphysisの成長発育様相を明確にするために, 小学校1年から中学校3年までの9年間にわたって採得された, 女子20名, 男子19名の側面頭部X線規格写真と, 同時期に得られた身長の測定記録を用いて以下の分析を行った. すなわち, オトガイ点Meを基準にsymphysisを唇側骨表面で重ね合わせ, symphysis height(以下, SHと略す)の成長と, 身長および顎顔面頭蓋の成長との関連性を調べた. その結果, 次のような結論を得た. 1. 各個体毎にsymphysisを経年的に重ね合わせたところ, 39例中35例(89.7%)において少なくとも点Meからオトガイ部の変曲点である点Pmまでが重なり合った. 2. 35例の中には, Pm点よりも上部まで重なり合うものが半数近く存在した. 3. SHの平均成長速度曲線と平均個成長速度曲線における思春期性成長のピーク期は, 男子において同時期であったが, 女子においては後者の方がおよそ1年早く現れた.
Practice : 歯科学
Keywords :