アブストラクト(28巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 細菌内毒素による破骨細胞の分化誘導
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 能勢誠
Authors(kana) : のせまこと
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 3
Page : 393-394
Year/Month : 1993 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯周疾患における歯周組織の破壊は, 歯周病原細菌の産生する組織分解酵素や低分子の代謝産物による直接的な作用に加えて, 細菌感染に伴う生体の炎症反応や免疫反応による間接的作用により惹起されると考えられている. なかでもグラム陰性菌の細胞壁成分である内毒素リポ多糖(lipopolysaccharide; LPS)は種々の生物活性を示すことが知られており, 歯周疾患における病原因子のひとつとして注目されている. 一方, 破骨細胞は造血幹細胞に由来することや, 破骨細胞の分化にはその前駆細胞が間葉系細胞と直接接触することが必要であることが明らかにされている. 本研究では歯周疾患における骨吸収を想定し, 造血支持能を持つストローマ細胞株MC3 T3-G2/PA6細胞とマウス骨髄細胞の共培養系にLPSを作用させることにより破骨細胞の分化に対するLPSの影響について検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :