アブストラクト(28巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 培養ウシ象牙芽細胞の分化に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 里吉正徳
Authors(kana) : さとよしまさのり
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 28
Number : 3
Page : 399-400
Year/Month : 1993 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」象牙質は一定不変の組織ではなく, 萌出後に第2象牙質や修復象牙質のように石灰化の亢進が生じる. しかしながら象牙質形成を司る象牙芽細胞は高度に分化した細胞であるため, 修復象牙質形成などの際には新しい象牙芽細胞が未分化間葉系細胞から作られなくてはならない. それゆえ象牙前質の形成とそれに続く石灰化の細胞関与メカニズムを理解するためには, 分化した象牙芽細胞の再現が必要である. にもかかわらずin vitroで象牙芽細胞を高度に分化させる有効かつ適切な培養方法はこれまでなかった. 本研究は, 象牙質石灰化のメカニズムを細胞レベルで解明することを目的として, ウシの未萌出歯より得られた前象牙芽細胞をmatrigelを用いた細胞培養条件下で分化させ, 種々のパラメーターにより石灰化を経時的に検証した画時的な試みである.
Practice : 歯科学
Keywords :