アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 乳幼児のう蝕予防における定期歯科健康管理の有用性
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 福田順一
Authors(kana) : ふくだじゅんいち
Organization : 神奈川歯科大学口腔衛生学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 97-98
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 乳歯う蝕の状況は, 3歳児健康診査の結果から見ると減少傾向にあるが, 最近ではそれが鈍化の兆しを見せ始めてきている. 一方, 世界保健機関(WHO)と国際歯科連盟(FDI)は, 西暦2000年に向けての世界的な歯科保健目標の一つとして, 5・6歳児の50%以上をう蝕に罹患させないことを掲げている. しかしながら日本の現状は, 昭和62年の厚生省歯科疾患実態調査の結果によれば, う蝕のない者の割合は5・6歳児とも10%前後と, この目標からはかなり程遠い段階である. 以上のことを考慮した時に, 乳幼児歯科保健対策はこれまでの取り組みでは十分とはいえず, その強化に向けての再度の検討が必要であろう. ところで乳歯う蝕の発生は, 1歳から3歳にかけて多く見られるため, その間の定期的管理が重要となる. そこで, 神奈川県秦野保健所管内で実施した1歳から3歳までの6か月毎の歯科健康管理による「乳幼児歯科モデル事業」の成果について, その有用性を検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :