アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラット顎下腺の内分泌作用に関する研究 - 特に精巣ステロイド代謝に及ぼす影響 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 山口賢治
Authors(kana) : やまぐちけんじ
Organization : 神奈川歯科大学生化学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 108-110
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 顎下腺の内分泌作用を示唆する報告の一つとして, 囓歯目顎下腺で合成分泌されるEGF(epidermal growth factor)の精巣機能に対するものがある. つまり, 顎下腺を摘出するとマウスの副睾丸の精子数が減少するが, これはEGF投与により回復するという報告や, hCG(humanchorionic gonadotropin)あるいはFSH(follicle stimulating hormone)で高められたtestosterone分泌は, EGFで抑制されるというin vitroでの精巣細胞を用いての報告がある. 以上の事実を踏まえ, 本研究は, ラット顎下腺の精巣androgenに対する内分泌的な役割を解明すべく実験を行ったものである. すなわち, 思春期前(4週齢)から成熟(9週齢)までのラットの顎下腺を1週齢ごとに摘出し, この顎下腺摘出による影響を成熟10週齢の精巣マイクロソームを用い, androgen代謝酵素について調べ, さらに5週齢で顎下腺摘出したラットの初代培養精巣細胞に, LH, FSHそれに雌雄ラットの顎下腺抽出液を添加し, testosteroneの分泌能について検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :