アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Cell Attachment and Spreading Factors of Bovine Dentin Extract
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 斎藤正寛
Authors(kana) : さいとうまさひろ
Organization : 神奈川歯科大学歯科保存学教室第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 116-118
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 歯の修復は咀嚼機能回復ばかりでなく, 歯周組織の機能回復も目的としている. 現在, 歯周組織と歯根との接着様式は明らかになっておらず, またどの様な機構が歯周組織の再生に関与するかも判っていない. しかし歯周組織の治癒過程に際し, 壊死セメント質を完全に除去した歯根の象牙質が歯根膜と直接, 接触して治癒すれば, 歯周組織の修復も容易になる. すでに, 川瀬らはヒト歯根膜線維芽細胞(HPLF)のconditioned medium(HPLF-CM)中に細胞接着・伸展因子(CASFs)が存在し, またこれらがハイドロキシアパタイトに対して親和性を有することから, HPLFが硬組織と付着するときにCASFが重要な因子であることを報告してきた. そこで象牙質にもHPLFに対し, CASF活性を有する蛋白質が存在するかを検索した. 象牙質CASFの抽出はウシ象牙質からグアニジン塩酸塩(G1-ext), EDTA(E-ext)とグアニジン塩酸塩(G2-ext)を用いて3つの異なる石灰化層の蛋白質を抽出した.
Practice : 歯科学
Keywords :