アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラット顎下腺の分化過程におけるprogrammed cell deathの役割
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 加藤浩一
Authors(kana) : かとうひろかず
Organization : 神奈川歯科大学口腔組織学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 118-119
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 ラット顎下腺は, 幼若期と成熟期でそれぞれ細胞構成が異なっている. 生下時の腺終末部はterminal tubule cell(TT-cell)およびproacinar cell(PA-cell), acinar cell(A-cell)の3種の分泌細胞によって構成されている. このうちPA-cellはA-cellの前駆細胞として生後発達の早期に消退し, またTT-cellは離乳後に著しい形態変化を生じて介在部細胞へと移行することが報告されている. しかし, 成熟期介在部導管の構成細胞数は極めて少なく, 何らかの細胞数の調節機構が存在しているものと思われる. 近年, 細胞の分化過程において遺伝的にプログラムされた細胞死が関与することが報告されている. この細胞死はprogrammed cell deathと言われ, 多くはアポトーシスと呼ばれる過程を経て細胞死にいたる. アポトーシスを生じた細胞はDNAの断片化に伴うapoptotic bodyの出現と, 電気泳動法にてDNAの断片化が証明されている.
Practice : 歯科学
Keywords :