アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Selenomonas sputigenaから分離した内毒素リポ多糖の性状
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 外村誠
Authors(kana) : とのむらまこと
Organization : 神奈川歯科大学口腔細菌学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 121-122
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 進行性歯周炎の歯肉溝ではSpirochetesや運動性桿菌が著しく増加することが明らかにされている. しかし, Spirochetesを除く運動性桿菌の歯周炎に関わる病原性については全く不明である. 本論文では口腔に常在する運動性桿菌の一つであるSelenomonas sputigenaと歯周病の関わりを明らかにする目的で, 病原因子の一つと考えられる内毒素リポ多糖(LPS)を分離・精製し, LPSおよびそれを構成するリピドA部分と多糖部分の化学的性状を解明すると共に生物学的性状について検討した. 尚LPSはS.sputigena ATCC 33150からWestphalらの温フェノール法により抽出し, 次いでDNase, RNase, α-AmylaseおよびPronase処理により精製した. その結果, LPSの糖組成はマンノース, ガラクトース, グルコース, ヘプトース, 2-keto-3-deoxyoctonate(KDO), グルコサミンおよびガラクトサミンであることが明らかとなった.
Practice : 歯科学
Keywords :