アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 隣接接触関係の喪失が下顎骨の応力分布に及ぼす影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 齋藤実
Authors(kana) : さいとうみのる
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 1
Page : 129-130
Year/Month : 1995 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 歯の咬合接触関係や隣接接触関係は咬合や歯周組織の保全に大きな影響を及ぼす因子と考えられており, 特に歯の接触点の喪失は歯槽骨の吸収や歯列の乱れを生じる大きな原因の一つと言われてきた. その為, 歯の隣接接触関係についての研究は多岐にわたり, 形態的解明や機能的解明が行われ, その結果の一部が現在臨床に応用されている. 近年ME器機の発達からさらに詳細な接触点の機能的解明や接触関係の分析が進み, 歯の3次元的動きや接触点の衝撃減衰能力の解析などが報告されているが一致した見解を持つまでには至っていない. また隣接接触関係と応力との関連についての報告は殆どない. そこで今回, 隣接接触関係と応力との関係解明の一助とする為, 熱弾性効果を基本原理とした非接触型応力測定装置を使用し, 隣接接触関係の喪失が歯および顎骨に現れる応力にどのような影響を及ぼすかの解析を行った. 試料は0.3mmの擬似歯根膜を付与したヒト乾燥下顎骨を利用した.
Practice : 歯科学
Keywords :