アブストラクト(30巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 破骨細胞の分化過程と表面抗原の発現との関連性に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 曽根秀明
Authors(kana) : そねひであき
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔細菌学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 3
Page : 315-316
Year/Month : 1995 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 破骨細胞は, 造血幹細胞に由来する血球系細胞であり, CFU-GMを経て, 単核の前破骨細胞となり多核化して骨を活発に吸収するようになると考えられている. この破骨細胞の多核化機構については, 3H-thymidineの投与実験などから単核細胞の融合によると考えられている. しかし, この単核の前破骨細胞が単球・マクロファージまでに分化した単核食細胞系の細胞であるのか, あるいは単核食細胞系に属するがもっと未熟な細胞であるのか, さらに幹細胞の付近ですでに枝分れして独自の分化をとげた細胞であるのかなどについてはいまだ結論はでていない. 本研究では, C57BL/6マウス新生仔頭蓋冠由来の前脂肪細胞株で造血支持能を持つストローマ細胞MC3T3-G2/PA6とマウス細胞との共培養系を用いてin vitroで破骨細胞の分化を誘導し, マウス単球・マクロファージの表面抗原に対するモノクローナル抗体を用いて表面抗原の発現状態を検索することにより単球・マクロファージと破骨細胞との系統および分化上の関連性について検討し, 以下の結果が得た.
Practice : 歯科学
Keywords :