アブストラクト(30巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : アキシオグラフを用いた下顎側方運動時における下顎頭の移動経路に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 松本淳
Authors(kana) : まつもとあつし
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科矯正学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 3
Page : 323-324
Year/Month : 1995 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 下顎運動は, 上下顎の歯および歯列からなる咬合要因(アンテリアガイダンス)と, 左右の下顎頭の運動(ポステリアガイダンス)に関与する顎関節およびその周囲構造, 咀嚼筋, あるいは各種靭帯などの構造的な規制要因によって制御されている. したがって, 顎機能に異常のない正常咬合者では, これらの調和が予想されるものの, 不正咬合者では, 不正な位置にある歯が原因となって, 顎関節の機能不全を招来することが少なくないと考えられている. 下顎の側方運動は, 咀嚼運動時にみられる重要な顎口腔系の機能の1つである. 本研究は, そのときの下顎頭の運動経路を3次元的に診査するための基礎的データを得ることを目的として行われた. 対象は, 臨床所見より顎機能に問題のないと見なされた正常咬合者と, 種々の検査により顎機能不全と診断された不正咬合者である. アキシオグラフを用いた下顎頭の運動経路は, 終末蝶番軸運動を各基準平面に投影したものである.
Practice : 歯科学
Keywords :