アブストラクト(30巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 実験的咬合性外傷時におけるイヌ歯根膜の神経に関する免疫組織化学的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 渡辺真理
Authors(kana) : わたなべまり
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔解剖学第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 3
Page : 329-330
Year/Month : 1995 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 咬合性外傷とは, 咬合圧とそれを受容する歯周組織の均衡が崩れた場合に歯周組織に生じる損傷である. 当教室では, 実験的に咬合性外傷を起こさせたイヌ歯根膜の血管構築について血管鋳型法を用いて検索を行った. その結果, 術後7日目より血管鋳型に消失部分を認めたことから, この消失部分に一致して循環障害が起こっていると報告した. そこで本研究は, 実験的咬合性外傷時における歯根膜の特に神経に注目して, 軸索特異タンパクの一つであるNeurofilament protein(NFP)の抗血清を用いて免疫組織化学的手法により検索を行った. 1. 正常歯根膜における歯根膜の神経 イヌ歯根膜NFP陽性神経は根尖側1/3に非常に多く分布し, その終末形態は三種のタイプが観察された. そしてその光顕的形態の特徴から二種類の樹枝状神経終末をルフイニ神経終末, 細い神経終末を自由神経終末であると同定した.
Practice : 歯科学
Keywords :