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アブストラクト(30巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | セッション1. 高齢化に伴う口腔機能の変化 はじめに 「高齢化に伴う口腔機能の変化」 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学学会三十周年記念総会 |
Authors : | 酒井信明 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学学会 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 30 |
Number : | 4 |
Page : | 445-445 |
Year/Month : | 1996 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 一般に, 高齢者歯科(老年または老人歯科)というと, 歯根う蝕, 歯周病, 歯の欠損と対策に終始するか, いわゆる全身管理(医学的患者管理)に集中するのが主流のようにみらる. ことに歯の欠損補綴と医学的管理のみが全課題であるような認識が, 高齢者歯科を専門とする者の中にもみられるのが現状である. もちろん, これは現実の高齢者の口腔罹患状態と, その年齢層での高有病率に根ざしていて, 実践臨床上重要であることは否定できない. しかし, もし口腔衛生の向上が奏功し, 8020などという標語が空文化するとして, 歯科は高齢者に基本的にどのように対処するかが, このセッションの関心課題である. 高齢者歯科学はまず, 生理的加齢が口腔領域の構造と機能にどのように表出されているのか, また, 受けている医療がそれらにどのような影響をもたらしているかを追求することから始めるべきだろう. それらを基礎として口腔疾患治療と口腔衛生の確立を組み立てなければならないと思われる. 稲葉繁教授はわが国での高齢者歯科の先達であり, 高齢者歯科担当を拝命したとき補綴専門家に終始することを放棄したとのことで, 高齢者を広い観点から見ながら, その歯科医療を研究・実践して行こうとされている. この講演では唾液分泌, ことに常用薬との関係に焦点を当てて, 高齢者の口腔医療の問題を述べられた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |