アブストラクト(30巻4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 多数歯欠損への対応- 無歯顎補綴を中心として -
Subtitle : 神奈川歯科大学学会三十周年記念総会 セッション2. 高齢化社会における歯科治療
Authors : 中村順三
Authors(kana) :
Organization : 北海道
Journal : 神奈川歯学
Volume : 30
Number : 4
Page : 469-479
Year/Month : 1996 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「I. はじめに」歯を大切に保存してきたが, 止むなく抜歯により無歯顎になってしまったら, 総義歯を製作して有歯顎時のような口腔内環境を取り戻して, それに近付ける必要がある. 高齢化社会を迎えている今日, 平均寿命が延びている割には, 8020運動を推進しているにも拘わらず, 歯の寿命が急激に延びているという報告も聞かれない. ということは, 義歯の使用年数は確実に延びていると考えられる. また近年, 歯牙を可及的に保存しようとする傾向が非常に強く, -望ましいことではあるけれども-, 残存歯牙に気を取られて顎堤粘膜のことや, 顎位の是正, 再構築を怠るために, 最後の砦である無歯顎補綴を更に難解なものにしているように思われて仕方がない. そこで, 高齢化社会において, 益々難しくなる無歯顎補綴の対応をどのようにすべきか, 私の日常臨床から, 現在使用中の義歯(以下, 旧義歯と呼ぶ)を利用した治療用義歯について, と経日的な動的機能印象法の2点を中心に述べてみたい.
Practice : 歯科学
Keywords :