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アブストラクト(31巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ラット臼歯形態形成における接着装置の形成とその機能 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 岩瀬峰代 |
Authors(kana) : | いわせみねよ |
Organization : | 神奈川歯科大学口腔組織学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 31 |
Number : | 1 |
Page : | 102-103 |
Year/Month : | 1996 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容要旨」歯胚の発生過程における細胞増殖, 細胞分化ならびに歯冠形態形成に関与する種々の要因については多くの解析がなされている. 筆者はラット臼歯歯冠形成に伴う細胞分裂能の変化を検討した結果, 星状網で細胞分裂が終了しているにもかかわらず, 内エナメル上皮細胞列の陥入が細胞分裂能を有する歯乳頭側に進行していた. この所見から歯冠形態形成には細胞分裂能の部位的差異のみではなく, 内エナメル上皮細胞間の結合力の部位的差異が関与する可能性が考えられた. そこで本研究では細胞分裂能の推移とカルシウム依存性細胞間接着分子と細胞骨格関連蛋白質の発現との相関を検索した. さらにTritonX-100処理による細胞骨格関連蛋白質結合P-カドヘリンの検出を行い, 接着様式の変化が歯冠形態形成に果す役割について検討した. 発生早期の歯胚において歯頚部ワナ(cervical loop・内外エナメル上皮の移行部)および裂溝底部の内エナメル上皮細胞ではその細胞の近位端付近に, その他の部位の内エナメル上皮細胞では細胞膜全体にP-カドヘリンの陽性反応が観察され, 同時期の歯胚にTritonX-100処理を行うと大部分のP-カドヘリンは消失した. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |