アブストラクト(31巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 口腔外科手術における全身麻酔薬がヒト末梢血リンパ球に及ぼす影響に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 小堀実
Authors(kana) : こぼりみのる
Organization : 神奈川歯科大学口腔外科学教室第1講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 31
Number : 1
Page : 106-107
Year/Month : 1996 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」手術侵襲および全身麻酔は生体の免疫機構に大きな影響を与えるといわれている. 術中, 術後における細胞性免疫能の低下は術後感染の増大, 残存する癌細胞の転移, 増殖の危険性などの問題を含んでいる. 従来これらの報告は胸部, 腹部外科など外科侵襲の大きな手術についての報告がほとんどであり, 外科侵襲と全身麻酔のどちらが強く免疫抑制にかかわっているのか判別しにくかった. そこで, 本研究では比較的手術侵襲の小さい口腔外科手術を対象とし, 可及的に全身麻酔薬が細胞性免疫能に与える影響について検討した. その指標としては, 末梢血リンパ球のPHAによる幼若化反応, 末梢血リンパ球フェノタイプの変動, IL2で活性化された末梢血リンパ球のキラー細胞活性の変化を用いた. 研究対象はエンフルラン麻酔による全身麻酔手術症例26例で, メピバカインを用いた局所麻酔手術症例20例と手術前, 中, 後において比較対照を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :