アブストラクト(31巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 術後性上顎嚢胞に関する臨床的研究 第1報. 術前CT所見の検討 第2報. 術後CT所見の検討
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 大橋伸一
Authors(kana) : おおはししんいち
Organization : 神奈川歯科大学口腔外科学第1講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 31
Number : 1
Page : 118-119
Year/Month : 1996 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」「要旨」:術後性上顎嚢胞は副鼻腔炎根治手術後の晩発性疾患であり, これまで本邦を中心に検討されてきたものの, その病態および成立機転などいまだ明らかにされていない. 特に, 嚢胞の存在部位や大きさについては単純X線では中顔面の骨が複雑に重なるため立体的に把握することが困難であり, CTの普及により可能になったにすぎない. そこで今回, 著者は本症の診断および研究手段として術前および術後にCT撮影を行い, 術前CT所見からは臨床症状との関連について検討するとともに手術所見と対比させながらその病態を正確に把握することに努めた. また, 同一時期, 同一術者に手術が施行されている非症状側の上顎洞についても対比検討した. 術後は概ね1か月後および6か月~1年後にCT撮影を行いその所見から術後の治癒過程と本症の発生機転, さらに再発予防のための後療法の意義についても検討した結果, 以下のごとくであった.
Practice : 歯科学
Keywords :