アブストラクト(31巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ポリフルオロアルキルシラン混合シランカップリング剤の接着強さと耐水性向上
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 山中秀起
Authors(kana) : やまなかひでき
Organization : 神奈川歯科大学保存修復学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 31
Number : 1
Page : 127-128
Year/Month : 1996 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」歯科領域においてシランカップリング剤は, コンポジットレジンに含有される無機質フィラーの表面改質処理剤, ポーセレンラミネートベニア接着時, および破損ポーセレン修理時の前処理剤等に用いられ, 主として3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(3-MPS)が使われている. しかしながら, 口腔内は高湿度で温度変化があり, さらに摂食時の高い咬合圧や就寝時のブラキシズムが加わるなど過酷な環境であり, コンポジットレジン修復物は, 長期にわたる装用中に機械的強さが低下すると報告されている. その主因は, 処理したシランカップリング剤がその処理界面および処理層内で加水分解し, 結合が切断されるためと報告されている. 本研究の目的は, シランカップリング剤のシリカ-レジン界面におけるポリシロキサンの耐水性を改善することである. 用いたシランは3-MPS, トリフルオロプロピルアルキル(LP-1), ノナフルオロヘキシル-(LP-4), ヘプタデカフルオロデカニル-(LP-8)とヘニコサフルオロドデシル-トリメトキシシラン(LP-10)である.
Practice : 歯科学
Keywords :