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アブストラクト(31巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 臼歯部咬合が顎関節部における咬合圧伝達特性に与える影響について |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 古賀伸一 |
Authors(kana) : | こがしんいち |
Organization : | 神奈川歯科大学有歯顎補綴学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 31 |
Number : | 1 |
Page : | 130-132 |
Year/Month : | 1996 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容要旨」咀嚼や咬合によって生じる衝撃力は, 歯から歯周組織に伝達され, 最終的には, その基盤である顎骨へ伝達, 吸収されていくと考えられている. この咬合圧伝達系の解明は, 解剖学的要因としての頭蓋形態の複雑性や, 生体における精巧な神経筋機構などの生理学的要因, さらには顎運動との関連など多くの要因が複雑に絡み合うため困難であった. 結局は, 各要因一つ一つを検討し, 多元的視野から総括的に考察していく手法がとられている. 松尾らはこの咬合圧伝達系のうち頭頚部の最大の基盤となるヒト乾燥頭蓋骨の力学的挙動の解明に着手し, 動的荷重を用いた応力解析法を導入した. そしてそれまでの振動学的手法とリンクさせ, 頭蓋部における合理的な衝撃応答の概略を推察するに至っている. 著者はさらに, 顎関節部における合理的な衝撃応答の詳細を検討する目的で本研究に着手した. さらに, 臼歯部の欠損による咬合支持の低下が, 顎関節症の誘発因子になるという, 古くはコステンの報告もあり, 臼歯部咬合と顎関節部の関係についても検討を加えた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |