アブストラクト(31巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 基質石灰化における骨及び象牙質蛋白質の細胞外修飾
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 鈴木善久
Authors(kana) : すずきよしひさ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔生化学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 31
Number : 3
Page : 284-285
Year/Month : 1996 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」基質の介在する骨及び象牙質の石灰化の過程には, 二段階のステップがある. 始めに骨芽細胞或いは象牙芽細胞が, 他の軟組織とほぼ同様のコラーゲン性基質を合成する. そして, 次に基質を合成した細胞からは離れた場所で, 遅れてこれら基質にミネラルが沈着する. 私は, これ迄に基質を石灰化させる化学的なプロセスを検討した. すなわち, 骨及び象牙質のリン蛋白質は, 限定蛋白分解による転写後の修飾を受ける. そして更に, 細胞外でよりリン酸化したものに修飾された結果, 石灰化の促進作用を獲得すると, 私は考えている(J.Bone Miner.Res. 10:231-242, 1995 and Calcif.Tissue Int. 57:237-241, 1995). 今回私は, この基質蛋白質のリン酸化反応を明らかにする目的で, 酵素的修飾の起こる細胞部位の同定を組織化学的手法を用いて行った.
Practice : 歯科学
Keywords :