アブストラクト(31巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Asialo GM1+CD8+T Cells as Novel Interleukin-12-responding killer T Cell Precursors
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 李宇錫
Authors(kana) : りうしゃく
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学第1講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 31
Number : 3
Page : 298-299
Year/Month : 1996 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」最近の研究で, IL-12は免疫制御においてin vitroとin vivoの両方で重要な役割を演じていることが示されてきた. IL-12の重要な機能の1つは生体内で抗腫瘍免疫の誘専を促進するTh1依存性の免疫を賦活化することである. 実際, 担癌マウスへのIL-12の投与によりIFN-γの産生, NK活性とCTL活性が上昇し移植腫瘍, 原発腫瘍ともに著しい増殖抑制が認められた. IL-12による抗腫瘍免疫誘導メカニズムの解析のためにはIL-12に反応性の細胞を同定することが重要である. これまでに, 抗原刺激されたCD4+Th1細胞やCD8+T細胞, もしくはNK細胞などがIL-12に反応してIFN-γを産生することが報告されてきた. しかしながら抗IL-12レセプター抗体が存在しないためIL-12に反応性の細胞の特性については未だ明らかにされていない. 未刺激のCD8+T細胞分画中にはNK1.1+NK細胞とは全く別の, asialo GM1+T細胞が20~30%の割合で含まれていた(CD4+T細胞分画中には認められなかった).
Practice : 歯科学
Keywords :