アブストラクト(32巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜由来線維芽細胞 (HPLF) の増殖と分化調節因子としてのアスコルビン酸の有効性に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 石井信義
Authors(kana) : いしいのぶよし
Organization : 神奈川歯科大学口腔生化学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 32
Number : 1
Page : 116-118
Year/Month : 1997 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 歯周疾患の治癒過程において歯周組織の再生は細胞が増殖および分化し, 細胞外基質成分(ECM)の産生を調節しながら最終段階として起こる. 川瀬らは歯根膜の再生因子として細胞接着・伸展因子(CASFs)について検索しているが, CASFsの一つでもあり, ECMの主な成分としてコラーゲンは重要な役割を担っている. ビタミンC(アスコルビン酸 : AsA)はコラーゲンの生合成を調節している因子として広く知られているが, その他の作用については不明な点が多い. AsAは培地(水溶液中)で不安定なために, 定量的な検索は困難であったが, 本研究においてAsAの炭素の2番目の位置にリン酸基を付加することにより, 安定型のAsA-2Pを用いることができた. そこでヒト歯根膜由来線維芽細胞(HPLF)の増殖と分化に対する効果とECMの産生と共に, AsA-2PによりHPLFのCASFsと遊走活性因子の産生能について検索した.
Practice : 歯科学
Keywords :