アブストラクト(32巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 歯原性角化嚢胞上皮におけるPCNAの発現についての免疫組織化学的研究 - 特に原始性角化嚢胞と含歯性角化嚢胞の比較について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 篠塚和明
Authors(kana) : しのづかかずあき
Organization : 神奈川歯科大学口腔外科学第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 32
Number : 1
Page : 118-119
Year/Month : 1997 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 原始性嚢胞は歯堤の残存上皮から発生し, 含歯性嚢胞は埋伏歯の退化したエナメル上皮から発生するといわれている. したがって, 前者は角化上皮をもった嚢胞が多く, 後者は非角化性上皮を原則とする. WHOでは原始性嚢胞と歯原性角化嚢胞を同義語としているが, 非角化性上皮をもった原始性嚢胞と角化性の含歯性嚢胞については何も言及していない. 欧米においても角化上皮をもった含歯性嚢胞は存在しており, その成立機転については種々の議論があるが, それにも拘らず原始性角化嚢胞と含歯性角化嚢胞の性状を比較した研究は意外に少ない. そこで今回, 病理組織学的に角化上皮が認められた原始性嚢胞19例, 含歯性嚢胞21例に対して臨床的, 病理組織学的に比較, 検討を行い, さらに上皮の増殖能を抗PCNA(細胞増殖核抗原)抗体を用いて免疫組織化学的に検討を行ない, 以下の結果を得た. 1. 性別, 年齢別では, 原始性嚢胞は各年齢層にみられ, 男性に多かった.
Practice : 歯科学
Keywords :