アブストラクト(32巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯根膜由来線維芽細胞 (HPLF) の産生する細胞接着・伸展因子 (CASFs) の分離精製過程でのオステオネクチンの分離
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 金祥宇
Authors(kana) : きんしようう
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔生化学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 32
Number : 3/4
Page : 283-284
Year/Month : 1997 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 歯周組織再生の理想的状態とは, 然るべき処置の後に歯根表面に新生セメント質形成が達成される, いわゆる新付着が得られることである. 既に新付着形成能を持つ歯周組織の細胞は, 歯根膜由来細胞であることがわかっている. 新付着が得られるためには, 歯根膜由来細胞が歯根上で遊走し, 接着・伸展し, 分化しなければならない. 川瀬らは, その再生機構の要を握る細胞外基質に歯根膜細胞自身が産生する細胞接着・伸展因子(Cell Attachment and Spreading Factors ; CASFs)が存在していると報告している. 本研究の目的は, ヒト歯根膜線維芽細胞(HPLF)の産生するCASFsの精製である. HPLFを川瀬らの方法で継代培養し, 無血清培地のMCDB107にて24時間培養して得られたconditioned media(HPLF-CM)中の基質を, CASFs活性を指標としてHPLCとSDS-PAGEにて分離精製した.
Practice : 歯科学
Keywords :