アブストラクト（32巻3/4号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： Apoptosis誘導による嚢胞治療の実験的研究
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 刀祢大輔
Authors（kana）　： とねだいすけ
Organization　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔外科学第I講座
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 32
Number　： 3/4
Page　： 285-286
Year/Month　： 1997 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容要旨」 歯原性嚢胞発生の原因は, 歯原性上皮の遺残を起源として発生するものと考えられている. そこで本研究では, 本来消失すべき上皮が遺残する原因をapoptosisの抑制によるものとの考えから, ラット歯肉の自家移植による顎嚢胞モデルと背部皮下嚢胞モデルを用い, apoptosisを誘導する薬剤で処置した切除歯肉による顎嚢胞形成の有無と, 皮下嚢胞がその薬剤処置により消失するか否かを実験的に検索した. 顎嚢胞形成実験では, 下顎切歯部歯肉の一部を採取し, 未処置群, KGMmediumによる対照培養群, vinblastine添加群(0.1mg/ml, 以下VBL), cycloheximide添加群(0.01mg/ml, 以下CHX)の4群に分別し, 経時的に培養を行った. 培養終了後, これら各歯肉片を3分割し, 1片をラット下顎骨に自家移植を行った. 移植後5週間で屠殺し嚢胞形成の有無を検討した.
Practice　： 歯科学
Keywords　：