アブストラクト(32巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 無歯期乳児の歯槽弓に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 竹越史子
Authors(kana) : たけこしふみこ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科小児歯科学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 32
Number : 3/4
Page : 289-291
Year/Month : 1997 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 乳児期は成長発育が最も盛んな時期であり, 口腔領城の硬組織, 軟組織においても発育は旺盛で, その形態や機能の変化も大きいと考えられる. しかし, この時期における口腔の形態に関する報告は, 国内外ともに資料の採取が難しいせいか, 数少ない. 乳児の咀嚼機能の発達に合わせて離乳を開始するのが生後5, 6か月であり, これにより乳児の口腔の形態は大きく変化すると考えられる. 当教室には乳幼児の口腔模型が多数保存されていたので, これらを用い, 無歯期乳児の歯槽弓の形態を知ることを目的として本研究を行った. 研究に用いた資料は, 生後6か月時における53例(男児21例, 女児32例)の上下顎石膏模型である. 模型は男女別, 授乳法別に分類し, モアレトポグラフィー法による写真撮影およびImmersion社製3次元デジタイザーを用いて部位別に計測を行った. その結果, 上顎歯槽弓最大幅径部間幅径は男児が有意に大きく, 性差が認められたほか, 上顎歯槽弓長径では男児群で授乳法による差がみられた.
Practice : 歯科学
Keywords :