アブストラクト(33巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Porphyromonas gingivalisの短線毛に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 崔鍾石
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学口腔細菌学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 33
Number : 2
Page : 114-115
Year/Month : 1998 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 Porphyromonas gingivalisの菌体表層に存在する線毛(fimbriae)については, 歯周病との関わりとその役割が解明されつつある. 我々も, 本線毛の役割を明らかにする目的でP. gingivalis ATCC 33277株を用いて線毛遺伝子の不活化を試み, 線毛の主要構成タンパク質(fimbrillin, FimA)である41kDaタンパク質を発現していない変異株(fimA変異株)を得た. このfimA変異株を電子顕微鏡で観察すると親株に存在する長い線毛構造物の消失が確認されたが, 親株の線毛と比較すると細く, 短い線毛様構造物の存在が認められた. 本研究では, fim4変異株に存在するこの短い線毛様構造物の精製と性状の検索を試みた. fimA変異株からの線毛の精製: BHI液体培地にヘミン, ビタミンK1及びイーストエキストラクトを添加した培地で一昼夜嫌気培養し, 菌体を5分間超音波処理後, 遠心し, その上清を硫安塩析にて粗線毛タンパク質を分画した.
Practice : 歯科学
Keywords :