アブストラクト(33巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ポリオレフィンを用いたカスタムメイド・マウスガードの試作
Subtitle : 臨床
Authors : 荒川秀樹, 鈴木敏行, 平木豪*
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第II講座, *神奈川歯科大学付属病院技工科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 33
Number : 3
Page : 134-136
Year/Month : 1998 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「はじめに」 歯科外来を受診する患者の中で, とりわけ顎口腔領域の外傷は, 交通事故・家庭の中での事故・スポーツが原因となっているものが大半を占める. 特に, スポーツにおける受傷は健康を得ることを目的とした行動の結果として, 損傷を招くという皮肉な結末となっている. 平成2年に第1回のスポーツ歯学研究会が発足して以来, この外傷を予防するためのマウスガードに関する基礎的・臨床的研究や, 競技力を向上させるための咬合の与え方による全身の筋力への影響についての研究がさまざまに行われてきた. 外傷の中でもスポーツが原因の歯の弛緩・破折・脱臼・軟組織への損傷, 顎顔面部の骨折などの発生がコンタクトスポーツに集中する事は想像に難くない. 予防策の重要性は十分に認識されているところであり, ボクシングに次いで空手でもマウスガードの着用が義務化された. しかし, スポーツ全般を見回すと諸般の事情と相まって遅れも指摘されている.
Practice : 歯科学
Keywords : マウスガード, ポリオレフィン, 外傷